アメリカモモンガ |
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モモンガって、名前は知ってるけど実際どんなものかわからないっていう人、結構多いのではないのでしょうか?
「モモンガ飼ってる」っていうと、大抵の人が「なにそれ?」って感じです。うちの実家の両親に至っては、「コウモリの仲間?」とか、「ワシントン条約で禁止されてるはずや」とか、めちゃくちゃなことを言ってました。
ペットとしての認知度はまだまだ低く、飼育方法も完全なものはいまだに確立されていませんが、一度その姿を見ると、「かわいい〜!」と思うこと間違いありません。実際に一緒に暮らしてみると、予想以上の愛らしいしぐさにとても癒されます。
現在、ペットとして飼うことができるのは、北米大陸に生息する"アメリカモモンガ"、ユーラシア大陸に生息する"大陸モモンガ"、オーストラリアに生息する"フクロモモンガ"の3種です。アメリカ・大陸モモンガは、リスやネズミと同じげっ歯目で、フクロモモンガは、カンガルー等と同じ有袋目です。ペットショップで
見られるのは、ほとんどが輸入されたものになります。
この他にもモモンガにはいろんな種類があり、日本国内には大陸モモンガ亜種のエゾモモンガや、ホンドモモンガが生息しています。でも、これらは鳥獣保護法(?)で規制されているので飼うことができません。
さてここでは、我が家の銀杏くんにモデルになってもらい、私がわかる範囲でのアメリカモモンガの特徴を紹介します。
※2006年2月より、大陸モモンガは「特定外来生物」に指定されました。現在はペットとして売買することが禁止され、新規で飼うことはできません。既に飼育している個体は届出が必要です。 |
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モモンガというと、「飛ぶ」というイメージがありますね。英語では「Flyng
Squirrel (飛ぶリス)」なんていいますし。
でも、羽ばたいて上に飛んでいくことはできません。高いところから低いところへ滑空するという感じです。 |
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モモンガには、前足から後ろ足にかけて「飛膜」という膜がついています。普段は左の写真のように折りたたんでいます。ちなみに、これ、引っ張るとかなり伸びます。で、滑空の時は両手両足を精一杯広げて飛膜を伸ばして空気抵抗を受けて飛びます。 |
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↑まずは頭を上下左右に動かして、着地点までの距離を測ります。 |
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↑後ろ足で力強く蹴り出し、手足を広げてジャンプ! |
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普段は腕に沿って折りたたまれている、針状突起という細い骨を開いて、精一杯飛膜を開きます。そして、豊富な毛によって平たく大きくなっている尻尾で舵取りをします。かなり自在に方向転換できるようです。
そして、後ろ足から着地し、同時に飛膜を畳みます。 |
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飼育下では風もないし、狭い部屋の中となってしまうので、なかなか長距離の滑空は
できませんが、野生のモモンガは20〜30メートル、長いときは100メートル近くを飛ぶ
という例もあるようです。 |
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半分はみだしてるような、顔の割りに大きすぎる目。真っ黒でクリクリしてかわいいですよね。飛膜に次いで大きなモモンガの特徴といえるのではないでしょうか。
これは、夜行性であるために発達したものです。少ない光を効率よく集めて、暗くてもよく見えるようになってるそうです。全く光がない、本当の真っ暗では見えないそうですが、月明かりぐらいあればはっきり見えると聞いたことがあります。でも、色覚はなくて、白黒だかセピアだかはわからないけどモノトーンに見えてるそうです。暗視カメラのようなものですね。
このような目の構造ですから、明るいところではまぶしそうです。 |
銀杏くんはお散歩の時に部屋の電気をつけてると、私たちの服の中に入って出てきません。でも電気を消したとたんに出てきて飛び回ります。やっぱ眩しいんでしょうね。カメラのストロボとかも、あまりよくないんだろうなぁ。
明るいところでかわいい姿をじっくり見たいところだけど、我が家ではお散歩のときは部屋の電気を消して、ハロゲンヒーターをつけてます。赤い光なら、目への負担は小さいようです。フィルムを現像するときも赤い光なら感光しませんものね。暖かくなったらヒーターは暑いので、電気スタンドに赤いセロファンでも巻いてみようと思ってます。 |
大活躍ハロゲンヒーター |
それにしても、ネズミやハムスターもモモンガと同じ夜行性のげっ歯目。なぜモモンガの目だけがこんなに大きいのでしょうか?私なりに勝手に理由も考えてみたのですが、たぶんこの中で樹上生活をしてるのはモモンガだけ。しかも暗闇の中で飛び移る木までの距離を正確に把握しなければなりません。暗視だけでなく遠近感も正確に感じ取るために、このように大きな目なのではないでしょうか。 |
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続きはこれから作っていきます。
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